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江戸時代、松尾芭蕉が参拝し、「雲の峰 いくつ崩れて 月の山」と詠んだ月山は、湯殿山・羽黒山とともに出羽三山をなす山岳信仰の聖地です。
7月～9月の開山シーズンにはクロユリやチングルマの群落が咲き誇り、多くの参拝者やトレッキング客で賑わいます。
月山山頂の町・庄内町ではシーズン中、山頂までのツアーを毎年開催。
北麓に位置する北月山荘に宿泊すれば、登山口の月山8合目レストハウスまで、車で30分です。
月山開山祭
庄内町では毎年7月1日の月山開山祭に参拝を実施。また、開山シーズンの夏に「霊峰月山登山・月山神社参拝ツアー」を開催している。
弥陀ヶ原
月山八合目にある弥陀ヶ原湿原には、毎年夏になると多くの高山植物が咲き誇ります。 弥陀ヶ原は、阿弥陀如来が祀られていたので『弥陀ヶ原』とも、神様が御田植えをされたことから『御田ヶ原』ともいわれます。
クロユリ
月山山頂では、希少な高山植物がそこかしこに、可憐な花を咲かせます。 山頂は庄内町に位置しており、そこに咲くクロユリは、庄内町の町の花です。ユリ科の植物で、月山では7月上旬が見ごろです。
行者返し
大岩が続く約30ｍの急坂で、月山羽黒口登山ルート最大の難所といわれています。 その昔、役行者（えんのぎょうじゃ）が月山登拝の折り、月山大神に修行の未熟さを諭され、羽黒山に返されたとの言い伝えがあるため、『行者返し』という名前がつきました。
霊峰月山登山参拝ツアー
庄内町観光協会では、毎年夏（7月～9月）に、霊峰月山登山参拝ツアーを開催しています。 このツアーでは、高山植物を眺めながら月山山頂までの登山を楽しみ、その後『月の沢温泉北月山荘』の温泉に入って疲れを癒します。県内外から多くの方々に参加していただいており、好評を得ています。
